「ギグ・エコノミー」に関する近年のトレンドとTopcoderを有効に活用している企業の事例について、TopcoderのVP, MarketingであるClinton BonnerのTopcoder公式ブログ記事の翻訳版をご紹介します。

 


伝説的な広告マンであるDavid Ogilvyが述べたように、その昔、企業のタレントリソースは夕方5時のエレベーターと共に姿を消してしまうものだったかも知れません。一方、今日のテクノロジー企業はデザイナーやディベロッパー、テスター、データサイエンティストから構成されるグローバルのトップタレント達にアクセスする事が出来ます。

近年、スキルの高いタレントをオンデマンドに活用する仕組みとコミュニティである「ギグ・エコノミー」が世界規模で拡大しています。

ギグ・エコノミーは「ビジネス」と「ワーカー」の関係を変えつつあり、その形態で働く人々は、現在世界の人材層において最も急速に成長しているセグメントの一つです。米国連邦準備理事会による2018年の調査によると、米国の労働人口の30%が今やギグ・エコノミーに参加しています。また、2016年のMcKinsey Global Instituteによるレポートによれば、ヨーロッパと米国の1.62億人もの人々、もしくは労働人口の20-30%が何らかの形態でフリーランスとしての労働に携わっています。

 

ギグ・エコノミーは企業に迅速さと柔軟性を提供する

オンデマンドなタレントネットワークや、クラウドソーシング・コンテストのようなギグ・エコノミーの世界とアクセスを持つことによって、企業は変化の激しい市場で頼り甲斐のある武器を得ることが出来ます。

グーグルの元Chairman兼Executive CEOであるEric Schmidt氏はその著書『Trillion Dollar Coach』にて、企業が今日ほど決然と、そして迅速に行動を取らねばならない時代はなく、また勝者と敗者を分けるものはスピードと柔軟性であると主張しています。

「以前と比べて、あらゆることが突然始まります。あなたがある課題に対して迅速にチームを組む事が出来れば、あなたの成功は約束されるでしょう。これからの世界での成功は、適切なエキスパートを他社に先んじて如何にクイックに集められるかどうかにかかっています。なぜなら競争がグローバル規模になるに従って、あなたに与えられる猶予はより少なくなるからです。」

 

Topcoderからグローバルのベストタレントに容易にリーチ出来ます

このように、プロジェクトをインテリジェントにクイックに遂行したいと考える多くの企業が、世界で最大のITタレントのネットワークでありデジタル・クラウドソーシングのプラットフォームであるTopcoderとパートナー関係を結んでいます。

Topcoderには150万人以上のメンバーが存在します。T-Mobileのプリンシパル・エンジニア兼CSM、CSPO next-gen UIアーキテクトであるKendrick Burson氏は、自社に固有ではない領域の業務を対象としてTopcoderとコラボレーションすることによって得られた成功体験を語っています。Burson氏はこのコラボレーションによって彼のチームの生産性が改善しただけではなく、アウトプットの総量とデリバリーのスピードを上げることが出来たと語っています。

Topcoderは、彼のチームが通常4ヶ月の時間をかける業務を2週間で完了することを可能にしました。「Topcoderと協業することによって、社内のエンジニアが本来期待されていたデリバリー業務にフォーカスすることが可能になりました」とBurson氏は語ります。

この「デジタルスキル」と「オンデマンド性」の強みを得る為に、世界の企業はギグ・エコノミーの活用を始めています。これらの企業はグローバル規模で戦う為に必要なスキルをそこに見い出しているのです。テクノロジー領域に於いてはクラウドソーシングのようなツールは未来の成功に不可欠な機能とされています。Topcoderはこの領域での主要なパートナーとして注目を集めています。

 

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