GigAgile:世界レベルのスキルを活用した実用最小限のプロダクト(MVP)の開発手法のご紹介

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2020/11/04

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この記事は約7分ほどでお読みいただけます。

もくじ

はじめに

2020年10月28日に、TC3の新サービス体系として『デジタル化支援サービス』を発表いたしました。詳細についての説明は11月11日のウェビナーにてご紹介いたしますが、今回は過去の事例を交えて、新サービス『デジタル化支援サービス』の一部がどのようにお客様とプロジェクトを進めていくかをご紹介いたします。

ウェビナーは11月11日配信されました。オンデマンドでの視聴用アーカイブ動画がございますので、ぜひこちらも合わせてご覧ください。

アーカイブ動画へ

 

「GigAgile開発支援」のご紹介

今回は、サービス全体像の中にある、GigAgileについて事例を交えてご紹介したいと思います。(以下図、紫で囲われている「GigAgile開発支援」の部分)

サービスの全体像をご紹介したウェブサイトはこちら

GigAgileとは

DX(デジタルトランスフォーメーション)や新規プロダクト/新規事業開発を行う際、正しい解が不透明であることが大半です。この不透明性や複雑性に対処するために、短い期間で必要最小限の成果物をリリースし、計測し、学習し、次の成果物の糧にしていくことが重要なことが”アジャイル”の思想の中で語られ、多くの方がご存知かと思います。

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必要最小限の成果物は、MVP(Minimum Viable Product:実用最小限のプロダクト)と呼ばれ、書籍『リーン・スタートアップ』でエリック・リースによって提唱された考え方です。元々はスタートアップを立ち上げ、ビジネスを起動に乗せるためのプロセスを、トヨタ生産方式の考え方の一部であるLean(リーン)で実現することを提唱したものです。『リーンスタート・アップ』では、Build(構築)ー Measure(計測)ー 学習のフィードバック・ループ(サイクルと言ってもいい)が重要だというのが有名なフレームワークです。この考え方は今では、大企業の新規プロダクト開発・新規サービス開発でも多く適用されています

 

ただ、新規プロダクト開発をリーンの考え方で進めようとしても、以下のような例のように、IT人材が慢性的に不足し続けることが起因して問題を抱える組織は多いのではないでしょうか?

 ・自社のエンジニアリソースで開発するスキルがない
 ・MVPを開発するまでに時間が長くかかる(リソースが足りない)
 ・既存人材を育成していてはビジネスに遅れをとってしまう(人材育成)

そこで一つの解としてTC3が提唱するのが、Gig(ギグ)やフリーランスのエンジニアの協力を得た開発フローです。これを、GigAgileとTC3では呼び、お客様へのサービスとして提供しています。

GigAgile(ギグアジャイル)では、世界中の天才プログラマーが登録するTopcoderのギグワーカーをはじめ、フリーランスの秀でた力を活用してプロジェクトを進めます。

特にTC3がパートナーシップを組むTopcoderにはグローバルで150万人のエンジニアが登録しており、データサイエンス、ソフトウェア開発、UI/UX開発、などの領域で多くの優秀なエンジニアが存在します。Topcoderではコンテストを開催することにより、エンジニア同士が競い、よりよい成果物を期待することができます。Topcoder社との緊密なパートナーシップによりこのコンテストをアジャイル開発のパイプラインに組み込むことができるのはTC3のみです。

 

GigAgile事例のご紹介

経済産業省様のプロジェクトではまさにこのGigAgileの形式で、プロジェクトを進めさせていただきました。以下の図にある通り、従来PDFで事例集を作成していたものをデジタル完結のユーザーエクスペリエンスの高いサービスとして実現したいという課題がありました。

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このプロジェクトに関してTC3はアジャイル開発の手法でプロジェクトを進め、その開発サイクルの中で、UI/UXデザイン、フロントエンド開発、バックエンド開発、インテグレーションの分野でTopcoderでのコンテストを実施し、世界中のスキル・知識を集結し、一気通貫したサービスプロトタイプの開発をご支援しました

このような一気通貫したサービスプロトタイプの開発をどのような体制で提供しているのか、どのような進め方で実施しているのかを少し詳しく見ていきましょう。

 

プロジェクト体制

TC3のプロジェクトはお客様とだけでなく、Gigコミュニティとの共創を行うことで、より品質が高いものをスピーディに実装することを支援いたします

以下の図は、プロジェクトの体制図を表したものです。通常のインテグレーションサービスとは異なり、

 

1)お客様との共創プロジェクトのテックリード※としてTC3のスペシャリストが参画させていただきます。

また、

2)Gigコミュニティ(Topcoderやフリーランスのエンジニア)のエンジニアもこの共創プロジェクトのパートナーとして参画する、

 

この2点がユニークなポイントです。

※「テックリード」とは、プロジェクトやプロダクトに関して技術的に秀でた人を表し、そのプロジェクト、プロダクトを技術面でリードするリーダーを意味します。

 

プロジェクトの進め方

上述のプロジェクト体制に基づき、通常3ヶ月を大きなイテレーション期間として設定し、アジャイルなプロセスで、お客様と要件定義から成果物開発までを共に歩んでいきます。以下の図はプロジェクト推進スケジュールのイメージです。

 

GigAgile Schedule

要件定義の際に、Topcoderでのコンテスト開催する内容を決めるため、要件定義と並行し、機能モジュールや要件にあった課題の原子化※を行います。その原子化された個々の機能モジュールの性質や要求に合わせて、グローバルのスキル・アイデアを活用したい部分、社内や国内のギグを活用するべき部分、に切り分けて、Topcoderのコンテストや、社内開発、国内パートナーの活用を行います。

※原子化、とは課題を要素分解することを意味します。

それぞれの開発手法で得られた成果物を評価・採点・統合し、それをMVP(実用最小限のプロダクト)に実装していくことをTC3とお客様の共同作業により実現していきます。

終わりに

ここまで読んでいただきありがとうございます!
今回のブログ記事では、経済産業省様の事例を例にしてGigAgileサービスのご紹介をいたしました。新規事業開発、デジタルトランスフォーメーション推進にあたって何かのヒントをご提供できていれば幸いです。

経済産業省様の事例に関しては以下に詳細をまとめております。更に気になる方はぜひご一読ください。

経済産業省、中小企業庁 DX室様とのアジャイルWebアプリケーション開発をテーマとした調査プロジェクト

日本のデジタル事例 :TC3による日本のお客様に対するデジタル支援の事例

 

新規事業開発、新規プロダクト開発などに関してテクノロジー面でご支援をご希望、グローバルのスキル・知見を活用してプロジェクトを進めたいと感じた方はぜひ一度お問い合わせください。

 

更に具体的に知りたい方は動画を視聴ください!

TC3のサービス紹介を行うウェビナーを2020年11月11日に開催いたしました。。このブログを読んでちょっと気になった、という方はぜひご覧ください。

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TC3のサービス全体像はこちらのサイトからご確認いただけます。また、個別のご相談なども可能ですので、お気軽にご連絡いただければ幸いです。