6月18日・19日の2日間、多くのエグゼクティブ、IT関連の意思決定に関与する方々が参加されるGartner アプリケーション・イノベーション&ビジネス・ソリューションサミットに出展しておりました!昨年も出展していましたが、昨年にも増して熱気にあふれる会だったと感じました。

生成AI関連への注目度が高まっていることはもちろん、アプリケーション開発、データ基盤、弊社が展示した内容のID基盤などへの注目度が高まっていると感じた2日間でした。当日展示会場では、「共通ID基盤」「共通認証基盤」導入における技術的、ビジネス的な課題についてアンケート調査を行っていました。アンケート調査結果のご報告とともに、当日の様子も含めて簡単なレポートを書きたいと思います。

展示:ID管理 × データ活用をワンストップで実現する「Tactna」

当日展示会場では、IDaaSサービスAuth0やCognitoを内包して利用することができる、サービス事業者様向けのID管理・データ活用基盤(Customer Data Hubと呼んだりしています)Tactnaのご紹介をしておりました。昨年に比べ、社内(従業員)向けのID管理と混乱されるケースは減ったように感じました。それだけ、外向けのサービス展開を意識されている企業様が増えているのでしょうか。

デモ動画も展示し、どのようにTactnaが活用できそうか、より具体的に理解いただけていれば嬉しいです。

オープンシアターセッション

オープンシアターセッションでは15分という短い時間でしたが、「生成AIによるアプリ開発爆発の未来—それを乗り越える共通アカウント基盤とは?」というタイトルで弊社代表の須藤が講演いたしました。こちらのセッションではセッションに入れなかった方もいらっしゃるくらいに多くの方にご興味・ご感心を持っていただいたことを認識しました。

セッション資料はGartnerイベントの参加者のみに展開しておりますが、近日中に動画化して展開できたらと思っています。

アンケート結果

会期中、展示ブースでは「顧客IDの共通認証基盤の課題」というテーマでアンケート調査も行っていました。技術観点で最も票数が多かったのが、「ID統合/ID移行/名寄せ実現の難易度が高い」(8票)でした。ビジネス観点では、「データ活用の運用体制がない」(9票)でした。

考察として、大手のエンタープライズ企業のご参加者様が多かったため、すでにいくつかサービスを展開済みで認証機能/ID管理機能がバラバラに実装されてしまっているがために、IDの統合化が課題にあがり、プロジェクトが進まないなどがあるのではないかと感じました。

また、実際に展示会でお話させていただいた際に「認証機能実装で終わってしまっている」というお声を印象深く覚えています。ID統合をすることでせっかく顧客の行動を一元的に把握できるにも関わらずその一手を打つための体制がない、あるいは大きなプロジェクトを立ち上げなければならない状況と解釈しました。この側面に関しては、TactnaAIとしてコンセプトベースでデモ動画も作っていますので、もしもご興味ございましたらご覧いただければと思います(デモ動画はこちら)。