[翻訳記事]発展的な科学研究へのクラウドソーシングの活用

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2021/07/21

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はじめに

このブログ記事は、Topcoder社が運営するブログの翻訳記事です。TC3株式会社はTopcoder社の日本で唯一のプレミア・パートナーであり、Topcoder社より許可を得て日本語に翻訳した記事を掲載しています。

 

英語での原文記事は「ADVANCING SCIENTIFIC RESEARCH THROUGH THE CATALYST OF CROWDSOURCING」をご確認ください。

 

今回は、ヘルスケア業界における研究開発において、クラウドソーシングを活用し、技術力の多様性やその才能を活用することのメリットをウェビナーのハイライトをまとめる形で紹介したブログ記事をご紹介いたします。

 

ーーー翻訳ここからーーー

発展的な科学研究へのクラウドソーシングの活用

 

私達は最近とてもよいウェビナーに参加しました。それは、Wipro社でヘルス領域のグローバル統括をおこなっているBill Stithさんによる発展的な科学研究へのクラウドソーシングの活用というウェビナーです。このイベントでは、ハーバードメディカルスクールの研究者であり、小児腫瘍医のである、Eva Guinan博士とTopcoderのCTOであるDave Messengerによるセッションです。詳細のウェビナーについては以下の動画をご確認ください。本ブログ記事では、ハイライトをご紹介いたします。

 

技術を積極的に活用するヘルスケアはスキルを必要としている

 

ヘルスケアの領域では、変化への対応策として技術的に先進的である、アジャイルへの適用がますます増えています。世の中がスピーディに変化し、ヘルスケア分野全般においてイノベーションが加速しています。AR(拡張現実)やVR(仮想現実)などの最新の技術は、診断や患者教育、臨床治療などの領域において創造的に活用されています。このような新しい時代においては、データサイエンスやブロックチェーン、コグニティブ・コンピューティングなどの高いスキルを持った個人の大きなリソースが必要となります。

 

研究におけるパラダイムの変化

 

Guinan博士は、医療系の研究開発がクラウドソーシングを活用する利点を、現在のプロセスがいかに閉鎖的なものかを指摘しながら、提示しました。彼女いわく、「共通のバックグラウンドや大局観をもった、比較的小さな人々のグループが集まります(訳注:研究チームとして集まる、の意味)。そのグループのメンバーが論点や仮説を構築します。彼らはデータを生成します。彼らは、同じような情報を持ち、同じような先入観や大局観を持った、同じような傾向の人に対してプレゼンテーションを行います。これは非常に閉鎖的な状況と言えます」

 

特に専門家以外の人を組み込んだ多様性のあるグループにすることで、クラウドソーシングの活用は、革新的なアイデアや期待していた以上の結果を出すことが可能です。Guinan博士は群衆の力を活用し、同じ考え方をした人々の閉ざされたグループを広い範囲をカバーできる人材に変えることで、確立された研究のパラダイムを破壊することが可能だと言います。

 

「私は計算生物学の部署がどれくらい大きなものかは気にしません。クラウドソーシングは、もっともっと大きいものなのです。そして、スキルの領域が非常に幅広いのです」ーEva Guinan博士

 

オンデマンドのスキルを活用したヘルスケアにおけるイノベーション

 

医学研究におけるクラウドソーシングの成功の一例として、Guinan博士は彼女のチームがどのようにTopcoderと協力し、胃がんの診断アルゴリズムを開発したことを挙げました。このアルゴリズムは、特に発展途上国に有益なものです。彼女の研究開発チームは課題をいくつかのコンテストに分解し、それらに参加したうちのトップ5名のTopcoderの競技者に最終ステージでの開発を依頼しました。結果ですか?放射線治療医が実際にベンチマークとして使っているものと同等の精度のアルゴリズムが開発できました。

 

TopcoderのCTOのDave MessengerはTopcoderの多様性や、グローバルの技術者コミュニティである点を強調し、それらがヘルスケア業界においても役に立っていることを添え、クロージングしました。超特化型のスキルの幅の広さを筆頭に、オンデマンドな人材活用は、その叡智を結集し、新しい課題をスピーディに解決したり、崩壊を避けることが可能です。

 

「このように多様性のあるコミュニティを持つことで、人材リソース、経験レベル、地域、様々な解決手法、そして新しいアイデアなどへのアクセスを加速することができます」ーDave Messenger

 

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おわりに

いかがでしたか?

本ブログ記事では、ハーバードメディカルスクールのGuinan博士がTopcoderを活用した理由などについて紹介されていました。また実際のウェビナーの動画の中では、DNA、RNA、タンパク質の配列を計算するアルゴリズムの改善や、肺がんの診断を行う際のアルゴリズム開発にTopcoderのコンテストを活用し、より良い精度かつ処理速度の高い成果物を得た事例について紹介されていました。医療分野のコンテストは1年のなかでも何度もTopcoderで実施されていますので、ヘルスケア業界の方でご興味があるかたはぜひお声がけいただければと思います。

今回ご紹介した記事が何かの気づきにつながれば幸いです。

 

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キャッチ画像は、Photo by Jonas Leupe on Unsplash を活用させていただきました。