[事例] デジタルサービス開発初期フェーズをご支援するDXキックオフパッケージの事例ご紹介

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2021/02/17

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はじめに

DXレポート2が2020年年末にリリースされ、デジタルトランスフォーメーション(DX)への取り組みに本腰を入れ始めた、という企業も多くいらっしゃるかもしれません(DXレポート2に関するポイント紹介はこちらの記事を参照)。同時に、今まで多くのアイデアをProof of Concept(PoC)という名の下プロトタイプ化してきたものの、絵に書いた餅状態で、中々製品化までこぎつけないというような課題も多く聞きます。

 

今回は、DXの初期フェーズをご支援する、「DXキックオフパッケージ」でのご支援の内容を実際にお客様にご提供した際の例をご紹介いたします。

 

背景と課題

今回のお客様では、企業合併・買収による統合で組織のサイロ化が生まれてしまっていました。また、多くの企業と同様に、モノ売りからサービス売りへの変化の必要性を経営層レベルで感じられていました。

 

アプローチ1:全社員巻き込み型でのアイデアの収集

DXを推進される際に、DX推進室などを設けることも多くありますが、今回お客様は仮想的にDX推進のためのチームを部門横断的に設置しました。組織のサイロという課題があったため、会社一丸となるきっかけづくりのためにも、DXの元となるアイデアを全社員から募ることにしました。

 

研究開発部署や営業など役割関係なく、日頃業務の中で、あるいはお客様に接する中で課題と感じていたことを解決するアイデアを約4週間ほどかけて集めていきました。

 

TC3はTopcoderでのコンテスト開催の知見を活用し、アイデアを収集する際に以下のポイントをご支援いたしました。

 

 

上記のようなテンプレート作成などの準備期間も含めて3ヶ月の期間をかけ、結果的に100以上のアイデアが社内から寄せられる成果をあげました。また、技術的な目利きとして、TC3のメンバーが専門家として、アイデアのブラッシュアップを支援いたしました。

 

アプローチ2:UIプロトタイプ開発と技術調査

100以上収集されたアイデアを社内の投票や、ユーザーへのヒアリングを通して、10個のアイデアまで絞り込んでいき、そのうちTC3が担当したアイデアをUIプロトタイプ開発という形で実際に触ることのできるUIを開発しました。

 

DXキックオフパッケージ事例ブログ_スケジュール

 

プロトタイプ開発フェーズでは、アジャイルの要素を取り入れ、2週に1回の定期的なミーティングをベースに、顧客課題と解決策に関する共通理解を作り、実際にデザインに落としていくとともに、本プロジェクトの後半では技術調査も平行して実施いたします。

 

この進め方のポイントは、ビジネスの視点、デザイン(UX)の視点、技術の視点、これら3つの視点をお客様との間で目線をあわせながらすすめることで、プロトタイプ開発後のMVP開発におけるリスクを少なくしていくことができることです。

 

UIプロトタイプ開発をすすめる上では、以下のフレームワークを活用し、元のアイデアの解像度を上げることを実施しました。

  • リーンキャンバス(参考ブログ記事
  • デザイン思考/デザインスプリント
  • カスタマーストーリーマップ

 

3ヶ月という期間であっても価値のある時間を使うことになります。この期間の間に夢を広げるだけではなく、現実的な使用感や技術課題を整理することで、洗練されたMVP開発にスムーズに進めることができます

 

技術課題の調査では、クラウドネイティブな技術に精通したエンジニアが、実際に出てきたデザインをベースに、どのような技術要素が必要となるかを調査します。既存のサービスの利用から、独自開発への難易度まで調査し、事後のプロジェクト進行の指針としていくことが可能です。また、技術的な情報のインプットにより、現実的なデザインへの変更も同時に加えることができます。

 

まとめ

今回のお客様はアイデアの収集フェーズも含めてご支援いたしました。活用したフレームワーク自体は世の中に多く情報がありますが、こういったものを活用することでスムーズにプロトタイプ開発を進めていくことができました。

DXキックオフパッケージ事例ブログ_まとめ

 

おわりに

 

今回は簡単ですが、実際のユーザー事例をもとに、「DXキックオフパッケージ」でご支援している内容をご紹介いたしました。「PoC疲れ」などの言葉も出てきているように、PoCやMVP開発にむけての初期フェーズには様々な落とし穴があると思います。特に、この初期フェーズにおいては、顧客の課題の解像度を高くすることが重要だと言われていますが(参考:実践リーンスタートアップブログ記事)、それと同時に技術課題を整理することも重要ではないかとTC3は考えています。

 

TC3株式会社は、150万人が参加するテクノロジストコミュニティであるTopcoderでのコンテストを開催し、オープンイノベーション方式でお客様のデジタル化をご支援しています。

 

今回ご紹介した「DXキックオフパッケージ」についてのソリューション概要は以下からダウンロードください。

DXキックオフパッケージご紹介資料

詳細は以下のフォームからダウンロード可能です。

※フォームが表示されない方はこちらから

 

 

 

TC3について

TC3はTC3はクラウド基盤、データサイエンス、ブロックチェーンなどの先端技術、そしてウェブ・モバイルアプリケーションの4つのテクノロジー領域に対して、グローバル開発者コミュニティであるTopcoderをはじめとしたGigを活用した独自の共創プロジェクトマネジメント手法により、お客様のクイックウィンを実現するための技術コンサルティングサービスを提供しています(Topcoderサービスについて)。

 

キャッチ画像: Daria Nepriakhina on Unsplash