[翻訳記事] 石油ガス業界のデジタルトランスフォーメーションに
クラウドソーシングを活用する

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2021/03/30

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クラウドソーシングを活用する

本記事は5分程度でお読みいただけます。

はじめに

このブログ記事は、Topcoder社が運営するブログの翻訳記事です。TC3株式会社はTopcoder社の日本で唯一のプレミア・パートナーであり、Topcoder社より許可を得て日本語に翻訳した記事を掲載しています。

 

英語での原文記事はUSING CROWD TO DIGITALLY TRANSFORM OIL & GAS WITH RICHARD COPSEYをご確認ください。

 

AI/機械学習、データサイエンス領域の取り組みは日本国内でも多くなってきています。今回は、UpriserというTopcoderのマーケティング部門 Vice Presidentがホストを務めるポッドキャストのサマリ記事で、Anadarko社に所属するRichard Copseyさんとの対話の一部をご紹介致します。記事から分かる通り、Richard Copseyさんは様々な領域でクラウドソーシングを活用しており、泥水検層でもTopcoderを活用して大きな成果を上げられました

 

ーーー翻訳ここからーーー

クラウドソーシングを石油ガス業界のデジタルトランスフォーメーションに活用する

「デジタルトランスフォーメーション」はまさにバズワードとなっていますが、実際にはどのようなものなのでしょうか?今回のUprisorポッドキャストのエピソードでは、TopcoderのVPのClionton Bonnerが、エネルギー業界における技術イノベーション顧問のRichard Copseyと対談しました。ClintonとRichardはクラウドソーシングを活用することの了承をどのように獲得し、適応していくかについてディスカッションしました。また、Topcoderの群衆の知を活用してRichardが解決できた問題について話しました。

 

すべての内容は、以下のポッドキャストをご確認ください。また概要については以下の文章を確認ください。

 

 

オープンイノベーションのフレームワークを構築する

Richardは、軍事及び海外旅行の領域での経験がクラウドソーシングについて考えるきっかけになったと語ります。それらの経験から、彼は「個人がチームやグループに貢献できる価値を、どのような役職だとしても、低く見積もってはならない」ということを学んだと言います。Anadarko(訳注:独立系石油ガス探索生産会社)オープンイノベーションのマネージャーとして着任した際、オープンイノベーションは一度限りの特別なプロジェクトではないことは明確でした。その代わりに、リーダーシップからのサポート体制があり、Richardは異なる視点で考え、実行する能力がありました。

 

オープンタレントという概念について、Richardは最初懐疑的だったと明かし、こう語ります。「クラウドソーシングやオープンタレント、ギグ・エコノミー、これらの用語は、当時の私にとって比較的新しいものでした。概念として存在することは知っていたものの、私の理解は全く異なるものでした‥。単純に共感することができていなかったのです」。

 

クラウドソーシングに関する実験について語るとき、多くの企業・組織がイノベーションという旗のもとに考えられることが多くあります。イノベーションがその一部だとしても、Richardにとっては、アクセスしようとしなければすることができなかった才能や人材リソースに接触することができるという意味でした。彼は”群衆(訳注:Crowd)”をより人間的にするためには、Topcoderプラットフォーム上に表示される、ハンドルネームとプロフィールをみていることを共有しました。

 

「人材が足手まといになることなくスケールすることができたのは本当に驚きでした」
ーRichard Copsey

 

群衆をデジタルトランスフォーメーションに活用する

Richardのチームは、最初に「簡単に達成できる問題」をスピーディに解決することにTopcoderを活用しました。一度成功が証明できると、活用領域を拡大し、スコープを大きくしていき、より意味のあるプロジェクトに適用していきました。彼はこう言います「コアな針を動かすような案件であっても、従業員を拡張できるという概念が使えるということにはじめて気づきました。

 

抵抗勢力もあったと語ります「ITはワクワクするものではありませんでしたし、サイバーセキュリティや法務に関してはまさにそうです」Richardは、問題の一部は、「うまくコミュニケーションできていなかったことだったり、じっくりと考えなかったことだ」と認めます。これが不快なサプライズを引き起こしていたのです(そして、誰もケーキを含まないサプライズは好みません)。

 

変化は2つの形で起こります。1つは、RichardはTopcoderとAnadarkoのIT組織との間の信頼関係とパートナーシップを築き上げました。その次に、インパクトがあり、解決するに値する、より意味のあるプロジェクトフォーカスしました。現場にしっかりと関わることで、オンデマンドに人材が提供する価値を簡単に把握できるようになりました。

 

石油・ガス業界におけるデジタルトランスフォーメーション

Richardは彼のお気に入りのTopcoderとのプロジェクトを共有しました。それは、何年にも及ぶ 泥水検層(mud logging) のデータのデジタル化です。泥水検層は、特定の鉱泉の地中内の基礎的なレコードデータで、このログデータは、グラフ、手書きの注釈、150フィートの長さ(45.72メートル)のドットマトリックスプリンターで作成された印刷物など、様々なフォーマットで保存されています。Topcoderのコミュニティによる作られた解決策は、人間の手を使った作業、自動化されたOCR(光学文字認識)、機械学習のアルゴリズムを組み合わせたものでした。これは、群衆を活用して得られる成果としてとても素晴らしい例です。

 

訳注:泥水検層とは、ビットで掘削され、泥水によって地表に回収された地層の掘りくず(カッティング)を調査・分析して得た情報を記録すること。(JOGMEC 用語辞典より

 

Richardの広範囲に渡る背景とイノベーションを推進してきた内容からは多くの学びがあります。さらにイノベーションや未来の働き方についての対話は、Upriserポッドキャストをお聞きください。

 

ーーー翻訳ここまでーーー

 

おわりに

いかがだったでしょうか?
未だに人間の手で作業されている領域である、泥水検層のデジタル化を対象にしたプロジェクト印象的でした。泥水検層のデータをデジタル化することで、分析手段をよりモダンにすることができ、意思決定の速度も向上し、さらに、 地質学の解釈の精度もあげることができます。

 

Topcoderコミュニティでの数回に渡るコンテスト実施して得られた解決策である、OCRと機械学習の組み合わせのアプローチにより、泥水検層のプロセスの50年分の時間を短縮することができ、数億円規模の売上増が期待されているそうです(Topcoder社の事例ホワイトペーパーはこちら)。

今回ご紹介した記事が何かの気付きにつながれば幸いです。

 

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キャッチ画像は、 Colton Sturgeon on Unsplash を活用させていただきました。