こんにちは、TC3の採用担当の麻生(@あまりの暑さで衝動買いした流しそうめんにどハマり中!)です。

前回のAIアーキテクトに続き、今回もTC3が注力しているクラウドネイティブ領域でソリューションアーキテクトとして活躍中の瀬川さんに聞いてみます。記事最後に、うちのかわいいにゃんこ写真もあるので最後まで読んでいただけると!早速いってみましょ〜。

まずは、自己紹介をお願いします。

 はじめまして、TC3でソリューションアーキテクトとして活動している瀬川です。

前回はAIアーキテクトという仕事について、梅本さんよりご紹介させていただきましたが、今回はソリューションアーキテクトという仕事についてご紹介させて頂きます。

 手前味噌で恐縮ですが、私はTC3社にて2年ほど、該当ロールに従事しており、以前はSIerなどにてエンジニアとして働いていました。技術スタック的には、最近はReact, Java, Python, AWSが多くなっています。

ついでに、TC3についても瀬川さん目線でのご紹介、お願いします!

 TC3は創業7年目(2023年9月現在)のベンチャー企業です。社員は17名で、そのうち8名がソリューションアーキテクトです。社長含めてエンジニアが過半数を占めているため、非常に技術志向の強い会社になっています。他にも、PMPを持っているメンバーや外資IT出身の営業など、何らか技術と関わりのあるメンバーとなっています。

 メンバーの年齢層は30代、40代がボリュームゾーンとなっており、ベンチャーには珍しくベテランが揃っています。このため、技術的に困ったことがあれば、気軽にベテランに聞ける環境となっています。

 フルリモートについて、コロナ前よりリモートワークを推奨しており、コロナが落ち着いた現在でもオフィスにいるメンバーはほとんどいないです。そのかわり、Slackでの非同期コミュニケーションやGoogle Meetを活用したWEB会議などを活用して積極的にコミュニケーションを行っています。リモートワークに対するメンバーの練度が高くなっており、オンサイトと変わらない生産性になっているように思います。

 ワークライフバランスについて、家庭とうまく両立しているメンバーが多いです。リモートワークをしながら、勤務時間を調整して、保育園の送り迎えなどをしているメンバーもいます。お子さんがいるメンバーがかなり多いため、会社全体で理解があるように思います。

ソリューションアーキテクトって、どんな役割を担っているんですか? 

そもそもソリューションアーキテクトと言われてピンと来る方は少ないと思います。

 Green上に求人情報を掲載しているのですが、そこでは以下のように説明しています。

現在、クラウドネイティブ領域のプロジェクトで技術コンサルティングからソフトウェア開発、DevOps支援まで手掛けていただける「ソリューションアーキテクト」を募集しております。 革新的なデジタルサービスの創出や自社での内製化を目指す企業を対象に、技術コンサルティングから、新しいデジタル時代に即したソフトウェア開発、DevOpsの支援等をアーキテクトとしてご担当いただきます。

と記載しています。

ちょっと、物々しい文言(すみません)となっておりますが、私の実感覚を踏まえると、

お客様の課題を把握し、解決策をデリバリーするロール

と考えています。

 お客様の課題を把握するには、お客様とのコミュニケーションが欠かせません。解決策は、新しいシステムかもしれませんし、運用回避かもしれません。進め方もアジャイルが適しているかもしれませんし、ウォーターフォールが良いかもしれません。お客様にとって一番良い方法を選択するべきです。

 もし、解決策がシステムである場合は、適したシステムをデザインし、デリバリーまで一貫して担当するのがソリューションアーキテクトというロールだと考えています。

もう少し詳しくお仕事の内容を教えてもらえますか?

 実案件を交えながら、具体的に仕事内容をご紹介したいと思います。かなりぼかしながら記載しており、わかりにくいと思いますが何卒ご容赦ください。

 ●IDaaSを活用した複数サービスの統合システム構築●

 A案件はIDaaS(Okta)を活用した、複数サービス間のID統合、認証、認可のシステム構築です。背景として、TC3社はOktaのパートナーであり、OktaやAuth0を活用したソリューションを提供しています。お客様はベンチャー企業で、IDaaS活用のノウハウに悩まれており、TC3社としてご支援しました。体制としては、私と必要に応じて営業が入る、ほぼ1名体制でした。リリースが間近ということもあり、2ヶ月の期間で要件定義から設計、実装を完了させました。お客様が利用しているSaaSの提供会社がUSかつ、開発拠点がインドであったため、インドのチームと技術ディスカッションなども実施しました。

 本案件のポイントはお客様の要件を理解し、Oktaを通じてどのように実現できるかを技術的にデザインするところになります。

 

 ●金融系お客さまの新サービス構築●

 B案件は金融系のお客様の新サービスの構築です。体制としては、私含む10名規模で開発、リリースしました。期間は約8ヶ月間です。プロジェクト責任者という立場で、要件定義、設計、実装、テストまでを一貫して対応しました。設計では、案件に適した技術選定、アーキテクチャ設計を行い、開発ではTopcoderのRed Coderのエンジニアと共に開発をしました。

 なお、TopcoderはUSを中心とした大手の競プロプラットフォームであり、TC3社はそのパートナーです。Red Coderはプラットフォーム上でトップのRatingを持つ方です。

 本案件のポイントは、全方位で活動するところです。スケジュール通りにデリバリーできるよう、全工程でプレイヤー、レビュアーとして活動するだけでなく、お客様が期待するドキュメントやコミュニケーションもきちんとデリバリーしました。

エンジニアにとって、TC3のソリューションアーキテクトという仕事にはどんな魅力があると思いますか?

 ここまでお読みいただいたように、ソリューションアーキテクトの仕事は多岐に渡ります。一般的に、アーキテクチャのデザインまでをソリューションアーキテクトの仕事とされる会社さんも多いとは思いますが、TC3ではデリバリーまで責任を持つということが大きな違いではないでしょうか。

 エンジニアのキャリア観点では、真のフルスタックエンジニアとして成長できる環境になっていると思います。いわゆる、PM、コンサルタント、エンジニア、テスターのすべてのロールが経験できます。

 技術部分についても、Frontend、Backend、インフラの全方面で活躍することが可能です。ある一定規模の会社さんですと、分業体制が成立していて、ここまで広い範囲を一人が担当することはまず無いかと思います。

 私自身も、インフラは知見が多少乏しいと感じていましたが、案件を通じて経験を積みながら、知見を得ることができました。また、経験豊富なメンバーが多いので、困った際は助けを呼ぶことも可能です。

 もし、システム開発の全てをできるようになりたい!、という野心的な方がいらっしゃいましたら、成長の場として適していると思います。

おわりに

 最後にTC3の今後の方向性についてご紹介させてください。TC3はOkta社のパートナーとなっており、IDaaS、特にCIAM(Customer Identity and Access Management)という分野に注力しています。CIAMを活用することで、お客様がそのさきのユーザー(B2BやB2C)に向けてデジタルな顧客体験を届けていくことを支援しています(サービス内容はこちら)。

 少しでもTC3にご興味を持っていただいた方は、ぜひオンラインでのカジュアル面談や会食など、お気軽にお問い合わせください!

正社員以外にも、副業や業務委託をご希望の方からのご連絡もお待ちしております!!

(参考:リクルートサイト

今回のにゃんこ:麻生が買った流しそうめん機の箱に収まるトム

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