はじめに

こんにちは、TC3の採用担当の麻生(@元保護猫7匹と暮らしています!)です。

TC3では一緒に働いてくれる仲間を絶賛募集しておりますが、採用支援をしてくれるエージェントさんや面接に来てくれた求職者の方に、求人票を見てもどんな仕事をするのかイメージしづらいと言われることがあります。

もちろん、求職者の方にはカジュアル面談で詳しく説明することもできますが、面談するかどうかの前に、ある程度の判断材料は必要ですよね〜。

というわけで、このシリーズではTC3で募集しているポジションを、中の人に教えてもらいながら、がっつりと紹介していきたいと思います!

初回は、ソリューション事業でデータサイエンス領域のいろいろをやっているAIアーキテクトの梅本さんに聞いてみます。早速いってみましょ〜。

まずは、自己紹介をお願いします。

TC3でAIアーキテクトをしている梅本です。よろしくお願いいたします。TC3ではもうすぐ3年目になります。修士まで情報系を専攻していまして、専門分野は強化学習と自然言語処理です。また、IT技術全般に興味があり自分で勉強していることもあり、フロントエンド/バックエンド/クラウドに関してもある程度のスキルを持っています。

最近だとNextJSで自分のポートフォリオサイト(https://umeco.tokyo)を作りました。

新卒ではAIベンチャーに就職して主に自然言語分野での研究開発とAIソリューションの提供をしていました。その後、TC3に加入しました。

梅本さんはTC3のソリューション事業の中でどんなお仕事をしているんですか?

私のTC3における職種はAIアーキテクトというものです。

以前は、データサイエンティストや機械学習エンジニアという名称だったのですが、仕事の実態とどうしてもマッチしてなかったので、最近はこの名称で呼んでいます。

私の理解の範囲ですが、世間一般で言うところのAI分野における役割は、大雑把に以下の3種(+αでデータサイエンティスト)があると思います。

  • AIプロジェクトマネージャー:AIプロジェクトの全体的なマネジメント
  • AIコンサルタント:顧客に対するAIプロジェクトのコンサルティング
  • AIエンジニア:AIモデルの実装、アーキテクチャ作成、研究開発など

TC3のAIアーキテクトは、この3つ全ての役割を果たします。

まず、TC3のユニークな特徴でもあるAI専門家のGig(フリーランスなどで会社に縛られずに働く方をTC3ではGigと呼んでいます。Gig Economyにおける人材の意味)の活用において、PM的な役割を担います。

具体的にはAIタスクを作成し、Gigとコミュニケーションを取り、依頼をします。そしてその進捗を管理し、進捗の遅延や作業中に発生した問題に対して、どう対処するかの方針を決定します。Gigがいくら優秀でも、やはり人なので、ミスや予想外の出来事が発生することもあります。それらをうまく処理してプロジェクトを順調に進めます。

次にお客様のビジネスゴール実現に向け、最先端のAIの知見を活かしたコンサルティングも行います。

TC3にご相談を頂いた段階では、ざっくりとした内容であることも多いです。その場合はビジネスゴールに関するところからディスカッションを始め、現在のAI技術でどのレベルで実現できるのかを伝えながら、AIプロジェクト全体をコンサルティングします。

最後にAIエンジニアの範囲であるデータ分析やAIモデルの実装、最新論文のチェックもします。

TC3はGigを活用する会社ですが、現時点では全ての作業をGigに依頼しているわけではありません。例えば、Gigに頼むほどではない作業や、私の得意分野である実装などは、依頼をせずに自分でやってしまいます。また、最新論文のチェックはコンサルティングにも活きてくるので、大切な部分だと思います。

3つとも全てできる人って、かなりハードル高いですね。。全部できなきゃだめですか!?

もちろん、全部できなくても問題ないです!逆に全部できる人ってほとんどいないんじゃないかなと思っています。

かく言う僕も、PMだったりコンサルティング部分では実力的にまだまだだと思っていますし、将来的には3つともやることは無くなっていくんじゃないかと考えています。というのもGigを活用することで、それらの足りない部分を埋めることが可能になるのではないかと思っておりまして、実際にそのためのGig活用プロセスも作り上げている最中です。例えば、AIエンジニアとしてのスキルはあるがPMのスキルがまだ弱いという場合には、PMのGigと一緒に働くことでPMの役割をサポートしてもらうことができます。依頼するときは、やはりプロフェッショナルなGigに担当してもらうことになるので、自分自身に足りていない部分の参考となり、大きくスキルを伸ばしていけると思います。

そのため、3つのうちどれかを満たしている方であればTC3で十分活躍できるはずです。

それを聞いて安心しました!
では、そんなAIアーキテクトのやりがいや魅力など、3つ教えてください。

まず1つ目は、やはり優秀なGigと一緒に働けることです。様々な専門知識を持つ方の成果物をレビューできるので、自分自身もそこから学び、最先端のキャッチアップができています。

2つ目は、お客様に寄り添ってプロジェクトを進めるため、直に反応を見られることです。自分やGigが頑張った成果物というものは、お客様にも喜んでいただけますし、ポジティブな反応を頂けるととても嬉しくなります。

3つ目は、バランスよく多くの領域の経験を得られることです。AI系ポジションだと、研究に寄りすぎてビジネスや応用実装の感覚がなくなったり、その逆で、ビジネスに寄りすぎて最先端にキャッチアップできなくなったり、コンサルティングばかりでコードが書けなくなってしまう、といった話をよく聞きます。TC3ではこれら全部をやれるので、とてもバランスが良いと思います。

AIアーキテクトとして経験を積む中で、自分に成長を感じることはありますか?

TC3に入社してからは、プロジェクトのリードを多くするようになりました。そのため、リードをしていくのに必要なスキルが大きく成長したと思います。

例えば、アジャイルを回すPMスキルや、お客様の要望を具体的なアーキテクチャや検証ステップにうまく落とし込んでいくコンサルティング的な考え方です。

技術面だと、元々NLPや強化学習が専門だったのですが、TC3ではCV系のプロジェクトを多く担当していることもあり、CV系の知識や技術もかなり成長したと思います。

また、会社がオープンなので、スタートアップの状況を具体的な数字で知ることができたり、プロダクトを1から作っていくプロセスも経験できています。

AIアーキテクトとして経験することで、描けるキャリアパスってどんなものがありそうですか?

私のキャリアパスとしては、いつかは自分自身で起業したいと思っています。起業をするには、専門知識だけではなくビジネスの肌感覚だったり、マネジメントのスキルも必要で、何か一つを極めることが最短距離ではないと考えています。

TC3のポジションでは、上記の条件は満たされると思います。加えて、グローバル意識も高いので、日本だけにとどまらない経験も得られると思っています。

もちろん、起業を目指していない人にとっても、企業のCTO(最近はAIに特化したCAIOという職もあるらしいですが・・)やAI系のマネジメント職やコンサルティング職、マネジメント経験やビジネス経験のある機械学習エンジニアや研究職といった、幅広いキャリアパスを描ける環境です。

どんな方と一緒に働きたいですか?この記事を読んでくれている方にメッセージをください!

今ある技術力というよりは、色々吸収して成長してやるぞ!という向上心が高い人に、ぜひ来ていただきたいと思っています!またGigを活用するという方向性もTC3のユニークな点なのでここにも興味を持ってもらえると嬉しいです。

TC3ではAI関連の仕事だけではなく、望めばプロダクト開発や社内改善活動など、幅広い役割を受け持つようなことも可能です(色々相談は必要ですが)。そのような意思を持っている方はより一層成長できる会社だと思います。

TwitterのDMでの相談(https://twitter.com/mumeco_ml)や、美味しいものを食べながらのカジュアル面談も受け付けているので、少しでもいいなと思っていただけたら気軽にご連絡ください!

最後まで自分の記事を読んでいただいてありがとうございました!

おわりに

TC3は「Gig Innovated.」のスローガンを掲げ、ギグ・エコノミーとの共創を通してソフトウェア開発やAI開発を支援する会社です。

梅本さんも言っている通り、ギグ・エコノミーとの共創による開発には、大きな可能性がある一方、ツール、プロセスなどの観点で様々な課題も山積しています。

TC3が目指す世界ってどんなもの?気になるかも!と少しでも思っていただいた方は、ぜひオンラインでのカジュアル面談や会食など、お気軽にお問い合わせください!!

(参考:リクルートサイト